任意保険は補償内容が大事だよというおはなし
キャンピングカーに限らず、クルマを運転するなら加入が必要な任意保険。
これは、いろいろな保険会社から選ぶことができます。
皆さんは任意保険は何を基準に選んでいますか?
値段でしょうか?テレビでコマーシャルをやっている会社?色々な選び方があると思います。
でも、よく考えていただきたいのです。その保険はいざという時役に立ってくれるのか?ということを
これは任意保険を使用する時に、困った自分の実体験のお話です。
①弁護士費用特約は必須!! 会社によってはクルマに乗っていない時に遭ったトラブルに使えるケースも
近年は標準で付いてくることも増えた弁護士費用特約。
過去に契約していた保険にこの特約はついておらず、困ったことが起こりました。
自家用車で松山に向かう高速道路を走行中にサイドミラーを確認せずに車線変更して来たクルマがこちらのクルマのサイドミラーに接触しました。
相手の運転手は当初保険を使う旨話していたので、警察に事故の届け出をしたうえで、連絡先を交換して帰宅。こちらの保険会社にも連絡を入れました。
その後、待てど暮らせど連絡がなく、先方に連絡を入れたところ運転者が入院したので待ってほしいとのこと
しかし、あとで判明したのですが相手は任意保険に未加入で、1万円で示談して欲しいとの連絡が…この連絡が来たのは事故から半年後です。(修理代には到底足りませんが…)
もし、弁護士費用特約がついていれば交渉は弁護士に一任できましたからこんな面倒なことにはなりませんでした。
まあ、壊れたのがミラーだけだったので傷は浅くて済んだのが不幸中の幸いですね。
追突など、こちらに過失が一切無い事故ではこちらの保険会社が動いてくれませんので、先方が保険を使う意思を示さない限り補償は一切されません。
そんな時も弁護士に依頼すれば、面倒なやりとりを全て行ってくれます。
弁護士費用特約 付けない理由は一切ありません。
それから、事故の相談をするのは「必ず」交通事故専門の弁護士さんに依頼してください。
良くあるケースで知り合いに弁護士さんがいるからその人に頼むというものなのですが、弁護士さんの業務範囲はとても広いので、専門以外のことは良くわからなくて交渉がスムーズにいかない場合があります。
今はインターネットで検索するとたくさん専門の弁護士さんがでてきますから、お住まいの地域で対応してくれるところを探すのがいいですね。
②車両保険の金額は車両の価値の分だけかけましょう
これは自分の話ではないのですが、大事なことなのでおはなしします。
キャンピングカーは高価で、車両保険を購入価格でセットすると保険料が高くなるから安めにセットして保険料を安くしようと考える人もいるかもしれません。
保険会社によって1000万円までしか車両保険をかけられないとかの事情がない限り(その場合でも購入価格までの保険をかけられる会社を探す方がいいです。)
車両の価値(購入価格)までセットしたほうがいいです。
なぜかといいますと、(一部保険)という保険の用語がありまして
たとえば車両の価値が800万円の車に保険料を節約するために車両保険を500万円だけかけたとします。
その場合、車両の価値の62.5%です。たとえばこの状態で横転などで全損した場合、500万円しか出ないのは皆さんご存知の通りですが、全損にならず、修理を行う場合に困ったことが発生する場合があります。
たとえば、車両の修理代が90万円だった場合、その金額の62.5%の55万円程度しか支払われないといったことが発生します。
これが一部保険で、全体の価値の何パーセントだけかけている保険という扱いになってしまい、修理金額をカバーできないといったことが発生してしまうのです。
これに免責がついていたら…補償金額はさらに少なくなってしまいますね。
保険会社によっては対応が変わるようなので、契約する際に代理店さんなどに今の契約で困ったことが起こらないかしっかり確認して保険を申し込むようにしましょう。
特に外を走っているクルマの2〜3割が任意保険に加入していないという恐ろしいデータもありますので、自分の身を守るためにもしっかりと保険を検討してくださいね。
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