キャンピングカーの横転事故動画をみて思うこと

修理中のアウルの代車は2代目ステップワゴンでした。とっても良く走ります。
先日、YouTubeを見ていたところ、キャンピングカーの横転事故の一部始終が動画として公開されており、衝撃を受けました。
下にその動画を添付します。

事故の概要は
対面通行の高速道路を走行中、突然の横風に驚き、急ハンドルを切る
反対方向への車体の傾きが発生しそれを抑えようとさらに大きくハンドルを切る
それを繰り返していくことでどんどん車体の振り幅とハンドルの切る量が大きくなる
制御不能になり中央分離帯に接触後、反対の土手に乗り上げ横転という内容です。
事故車両はマイナーチェンジ後のシングルタイヤのコルドバンクスで、足回りの強化等は不明ですが、レンタカーです。
運転していたのは私と同じくらいの男性で、他に4人が乗車していましたが、幸いに亡くなった方はいなかったようで安心しました。



動画を見ていたところドライバーは貸し出しの際に、車両特性の説明は受けていたようですが、
・速度が出ていた。
・突然の横風に対応する方法を知らなかったのか、対処できなかった。
ことで車両の制御ができなかったようです。

キャブコンは背が高く重心も高いため横風に非常に弱いです。速度を出しているときに横風にあおられるとバランスを崩しやすいという特性がどうしても付いて回ります。 
速度が速ければ速いほど何かあった時に立て直せる可能性は低くなります。限界の低いキャンピングカーでは特に気をつける必要があります。

風が強く吹いている時、また横風が予想される場所では十分な減速が必要です。
出典:GAZOO

荷物の積み方にご用心。
この動画では横転後の車内の様子も記録されていました。ドライバーが横転しないように立て直そうとハンドルを切るたびに、ベッドなどに積んでいた荷物がこぼれ落ち、横転と同時に車内に散乱しました。そのため、横転して下になった部分に積み重なっています。

荷物の積み方によっては、衝撃が入った瞬間に荷物が飛び出して乗員に衝突し、大ケガをする可能性が高くなります。
バラけやすいもの、重たいものは出来るだけ固定して積載するか、キャビン内で散乱しないように車外の収納庫の利用も考えた方がよさそうです。
テーブルの上にある物も一瞬で凶器に変わります。出来るだけリスクを避けられるように荷物の積み方は考えた方がいいでしょう。
キャンピングカーのシートベルトと乗員のケガについて
ドライバー目線の動画以外に車室内を映したカメラがあり、横転事故が発生した際の乗員の様子が記録されていました。
今回の事故のケースでは全員シートベルトを装着しており、乗員は座席に座っていました。
動画内では、車が中央分離帯に接触してから横転するまでの間が写っていましたが、シートベルトをしていたため、車外放出にならずに済んだようです。
ただし、注意して欲しいのは、キャンピングカーのシートベルトは普段私たちが目にすることが多い3点式だけでなく、2点式(飛行機などのシートベルトに見られるものです。)が多く使われています。
この2点式シートベルト、体にしっかり合わせて装着しないと、事故の際に↑の画像のように身体が座席から投げ出される可能性がありますので、「絶対に」体にしっかり合わせるように装着してください。
3点式のように自動でテンションを調整する機能はありません。
この動画では、2点式シートベルトが装着されていた後ろ向き座席に2名座っていましたが、窓側に座っていた乗員は衝撃で家具に頭を強打し、頭を何針か縫う怪我をしています。通路側の乗員は運良く軽傷だったようです。

また、3列目の3点式シートベルトを装着していた乗員は、事故の際にテーブルにお腹をぶつけたようで、痛々しい打撲の痕がお腹についていました。(怪我の状態は事故を起こされた関係者の方が動画で話されていました。)

これが、シートベルトをしていない状態であったり、ベッドで寝た状態であった場合はもっと重大な結果になっていたかもしれません。
走行中は高速道路だけではなく全ての場面でシートベルトを装着しなければならないと感じさせる内容になっています。

事故は気をつけていても巻き込まれることがあり、どんなに気をつけていても限界はあります。

しかし、シートベルトやお子さんを乗せるならチャイルドシートを適切に使用することによって命を守れる可能性が高まります。
面倒に感じるかもしれませんが、そういった安全対策にかける時間も含めてゆっくりのんびり行くのがキャンピングカーの醍醐味だと思いますので、みなさんもどうぞ安全にキャンピングカーライフを楽しんでくださいね。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。


withしっぽ

2019年 春より 始動  予定 野良猫対策としてはじめたTNR活動 猫の保護活動 でえたノウハウをもっと広めたい、もっと身近なものに!!! しっぽのある 家族とともに よりよい生活を行うために スタート致します!!!

0コメント

  • 1000 / 1000