レジストロアウル用ブリザックVL–1のインプレ(雪道編)

新年を迎えてやっとアウルで雪道を走行する機会がやってきました。
うちのアウルはFR(後輪駆動)です。スタッドレスタイヤを履いているとはいえ一般的には雪道には向かないと言われているのですが、どうだったでしょうか?インプレを載せていきたいと思います。

圧雪路面
加速、通常の運転では正直思っていたより路面を噛んでくれる印象でした。2トン近い車重に対し175というほっそいタイヤを履いている関係で、接地面にかかる荷重が大きいという事と、加速時にお尻を振るほどのパワーがないということで、ある意味コントロールしやすいようです。後方に重い居住スペースが載っているため、駆動輪にトラクションがかかりやすく、除雪されている場所に行くなら特に問題はなさそうです。
ブレーキはやはり制動距離が長くなります。
60キロ程度の速度では乾燥路面と比較して1.5〜2倍程度停止するまでの距離が必要に感じました。

車重の重いキャブコンでは速度を出し過ぎない・車間距離を保つ・急のつく動作をしない という事が必要になってきます。

JAFのサイトを引っ張ってきました。
下り圧雪路面でのブレーキテストで、やはり重量の重い車の方が制動距離が長くなる傾向にあるようです。
凍結路面
平地発進はアクセルワークに気をつければ大丈夫です。ゆっくり踏んでいってタイヤの手応えを確認する感じです。
平面のアイスバーンでのブレーキは余裕を持った操作をしないとブレーキを踏んでいるのに加速しているような錯覚に陥るような場面がありました。(滑っています)
これは、速度を控えめにして凍結しやすい場所などをあらかじめ頭に叩き込んでおく事である程度備える事ができると思います。滑り出したらなかなかスタッドレスタイヤのCMのようにはいかないですね。

今回勾配区間のアイスバーンがなかったのでテストできなかったのですが、発進時さらにアクセルの扱いに気をつける必要があると思います。
ここで、注意したいのは勾配区間で走ってみて、凍結して登れないなら無理して登るのはやめた方がいいということです。
仮にギリギリ登れたとしても、戻る時は一番怖い下り坂アイスバーンになりますからスリップの危険性が跳ね上がります。(4WDなら登りと発進加速は得意なので登れるかもしれませんが、降る時は重量もあってより制御が難しくなります)
なので、「登れないなら行かない」という判断をする勇気も必要でしょう。
もう一つJAFのサイトを貼ります。
このページはノーマルタイヤで雪道を走るのは危険という内容なのですが、圧雪路だけでなくアイスバーンでもテストを行なっています。(全て同じ車、時速40キロでのテストです。)

衝撃的だったのが、スタッドレスタイヤを履いていてもアイスバーンならテスト車両のような軽い車両でも、時速40キロでの制動距離は78mになるという事です。ノーマルタイヤなら100mを超えてしまいます。
アイスバーンでの78mという制動距離はレジストロアウルでいうと約17台分に相当しどれ程の車間距離が必要なのかがよくわかると思います。


キャブコンはこのテスト車両より重いです。間違いなくこの数字を超えてくるでしょう。
危険を避けるためにはしつこいようですが速度を控えめにして車間距離を多めに保つようにしてください。
もともとスピードを出すのが苦手な車なので、どんどん他の車に道を譲ってゆっくり走るのが確実でしょう。

FRのレジストロアウルでも雪道を走ることはできました。しかし、普通車と同じように、乾燥路面と同じように運転するのは非常に危険です。

キャンピングカーに限らず、雪道を初めて走るなら車のいないところで、ブレーキテストやアクセルを踏んで見てどんな動きをするのか確認するといいと思います。それと、前もって雪道運転の予習をしておくことも大事ですね。





withしっぽ

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