レジストロアウル納車後2年経過。良かった点・気になった点②

奈良のキャンピングカーショーに行ってきました。
この日の目当てはリンエイのプラムシリーズ、5ナンバーミニバンとほぼ同じ大きさでありながら、段違い2段ベッドを選択すれば我が家の使用条件を満たす5人就寝が可能になります

さて、前回に引き続き、レジストロアウル納車後2年経ちましたので、気になったところのレビューを載せたいと思います。

①軽量車体は横風に弱い

レジストロアウルの武器の一つ 「軽量設計」これが仇になる瞬間があります。それが横風です。
キャブコンの中でも特に軽量に作られており、バンクベッドも角が落とされているため、ある程度の風は受け流すことができますが、風速10m(吹き流しが真横になる風速です。)を超えると車体が押される感覚が強くなります。
以前、四国に上陸する際に強風の大鳴門橋を通過しました。その時は2輪車は通行止め、4輪車は40キ
ロ規制がかかっており、大型トラックの後ろをゆっくり走行して渡りました。

その後、高知道へ入るためジャンクションを走行中に吹き流しが暴れているのを目撃(こんな時の風速って何mなんでしょうか?)、周辺に車がいなかったため、60キロ程度に減速したところ突風に煽られて肝を冷やしました。
この時の感覚はまるで強風の中着陸する飛行機に乗っているような感じでした。

車体が軽量で高さがあるため、空荷のパネルトラックに近い感じで、同じ条件なら車重がある方が有利になります。キャブコンの中では安定している車両ではありますが、強風の中で普通車のように走るのは不可能です。風が強い時は大人しく減速しましょう。

車体重量3トンを軽く超えるNTBのサクラは横風でもある程度安定しているそうなので、そこは羨ましく思いますね。

②車内の壁紙はある程度のメンテナンスが必要

レジストロアウルの車内はおしゃれな壁紙が貼られており、まるでログハウスにいるような空間が広がっています。

しかし、キャンピングカーは家であり、クルマであるため 高温・低温・湿潤・乾燥・振動など、様々な状況ににさらされます。
そのため、主につなぎ目付近で壁紙の剥がれやひび割れが発生します。
ただ、新築住宅でも壁紙がひび割れたり、剥がれたりすることがあるので、壁紙を採用しているクルマにはつきものなのだろうと考えています。(住宅用の壁紙耐久試験にはうってつけなのではと思うのですが、いかがでしょうか?)

対策というほどではないのですが、剥がれた場所はその都度ノリで貼り付ける方法をとっています。(ディーラーさんに相談したところ、剥がれた部分を綺麗に修復してくださいました。ありがとうございました。)

③調理スペースが小さく、本格的な調理には向かない

初期の頃の画像で、電子レンジが取り付けられていません。
レジストロアウルはミニバンのノアやセレナとほぼ同じ全長にゆったりサイズのベッド・収納にもトイレにも使えるマルチルーム・キッチンを全て搭載する欲張りセットなライトキャブコンです。
しかし、そのしわ寄せが最後尾のキッチンスペースに来ています。

シンクはサイズが小ぶりで、手洗いには申し分ないサイズですが、洗い物をするには深さや幅が不足しているため、我が家ではほぼ手洗い用に使用しています。
現在は電子レンジがカウンターの上に移動したため、さらに調理スペースが小さくなってしまいました。(笑)
以前レンタルしたコルドリーブスは…
ガスコンロと一体になったシンクとその隣には調理スペースがあります。
さらに向かい側には調味料入れや大きな調理スペースまであり、こちらは車内である程度の調理ができるように考えられています。
ただし、こちらのクルマは全長がほぼ5mなので室内の余裕が違います。
逆に、レジストロアウルがあの大きさで、あれだけの装備を持っていることがすごいことなんですよね。
私はレジストロアウルの車内でほとんど調理しないため、③のデメリットはあまり感じてはいません。ただ、車内で調理を考えておられるようでしたら、キッチンの使い勝手はよく検証された方が良いと思います。

④納期が2年程度かかる


今現在レジストロアウルはかなりのバックオーダーを抱えていて、納期が2年程度かかるそうです。
欲しいと思っても手に入るのは2年先となると、ちょっと考えてしまうかもしれませんね。

バンテックさんなどは海外でシェルなどを組み立てて、国内で合体させる方法でかなり納期を短縮させているようです。
それでは、レジストロアウルはといいますと、国内の工場で職人さんが手作りで作っています。
ネットで写真を拾ってきました。これはレジストロアウルのフレームなのですが、アルミの角パイプを溶接してフレームを作っているところです。
天井のカーブの部分は細かく切断したパイプを細かく溶接して作成してあり、非常に手間がかかっているのがお分かりいただけると思います。

このクルマに乗って2年程度ですが、丁寧に作られているのは乗っていてもわかります。
運転中に乗用車に突っ込まれるという事故も経験しましたが、横転もせずにアルミフレームはしっかり衝撃を受け止めてくれました。これがFRPの車体ならボディが割れていたでしょう。(修理の際、板金屋さんは大変そうでしたが)
納期が2年かかるというのを不満の方に書きましたが、乗っている人間からすると不満ではありません。なぜなら丁寧に作ってくれているのがわかっているからです。なぜこのクルマが人気なのか知っているから「私は」不満ではありません。
あくまでも、新規でこのクルマを購入する人が2年も待たされるのはちょっと…と考えるかもしれないと思ったので、こちらに書きました。
私はこのクルマが気に入ったのなら2年待つ価値はあると思っています。

レジストロアウルに2年乗ってみて気になる部分はありますが、気に入っている部分の方がずっと多いです。自分が乗っているクルマだから贔屓目に見ている部分もあるかと思いますが、ライトキャブコンの中でも特におすすめできる一台だと思います。

皆さんも後悔のないようにしっかり調べて・試して、ピッタリな一台を見つけてくださいね。

withしっぽ

2019年 春より 始動  予定 野良猫対策としてはじめたTNR活動 猫の保護活動 でえたノウハウをもっと広めたい、もっと身近なものに!!! しっぽのある 家族とともに よりよい生活を行うために スタート致します!!!

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