タウンエースベースキャブコンのデメリット

今回は前回の続きでタウンエーストラックベースキャブコンのデメリットのご紹介です。

カムロードに対してのメリットもありましたが、当然デメリットもあります。
個人的に改善して欲しいポイントでもあるので、次期モデルでは解決してくれると嬉しいです。
※写真はイメージです。

デメリット① 航続距離が短すぎる。

カムロードのガソリン車のタンクは80リットル ディーゼル車は60リットルです。では、タウンエーストラックのガソリンタンクは何リットルでしょうか? 答えは43リットルです。 43リットルです。(大事なことなので2回いいました。)

このクルマの燃費はリッター平均7・8kmの燃費ですから航続距離は300km程度です。
そのため、走っているとみるみるガソリンメーターが減っていきます。
高速道路ではSAでガソリンを入れれますが、山間部などでスタンドが近くにない時はヒヤヒヤしながら運転しなければならなくなるので、早め早めにガソリンを補充する癖をつけたほうが良いです。

ちなみに、うちは非常用に20リットルの携行缶を載せていきます。

デメリット② オートマがポンコツで速度維持にコツが必要


みなさんはオートマのクルマを運転する時に、ちゃんと変速してくれるか意識して運転することはあるでしょうか?
なぜそのようなことを聞くのか?それは、このクルマ、オートマがポンコツだからです。
タウンエースのオートマ車は加速→巡航に移行する際にギアが3速からずっと変わらないといったことが度々発生します。勾配区間だけではなく、高速道路の合流加速後もずっと3速のままで走り続ける時もあります。

キックダウン状態なので、エンジンは唸りますし、ちょっとアクセル戻しただけでも3速のエンジンブレーキがかかりますから、ギクシャクしてしまいます。

やりたいことはわかります。エンジンパワーがないので、重い車体を加速させるためにキックダウン状態を維持して補っているという事でしょう。

ただ、このクルマはデメリット①でも申し上げたとおり、ガソリンタンクの容量が少ないので、無駄にエンジンをぶん回すことは避けなければならないのですが、3速固定状態になった場合は4速に変速させるためにアクセルをうまく戻して変速させなければなりません。
この症状 うちのクルマだけかと思ったのですが、そうでもないようで、「仕様」のようです。

また、このクルマのオートマは昔懐かしの4ATですが、それだけでなく変速マナーも昔の軽自動車の4ATと同じ感じです。1速から2速に変わる際に変速ショックが出ます。これも乗り慣れていると、ここでギアが変わりそうだ!というタイミングでアクセルを抜いてやれば、ショックを軽減させることができます。
 
このストレスを回避する方法は、クルマの変速タイミングに合わせてアクセルをコントロールするか、MT車にすることです。私はもう慣れてしまいました。(笑)

カムロードはこんな心配全くありません。オートマもエンジンも小型トラックにしては良すぎるくらいです。

デメリット③シャーシの耐荷重が少なく、豪華装備の搭載に向かない。

カムロードはモデルチェンジでシャーシが1.5トンのものに変わったようで、近年流行の豪華装備に対応しています。
しかし、タウンエーストラックの最大積載量はわずか800kg 
これではシェルだけで積載量の半分以上を使ってしまうことになります。それだけでなく、そこに人間が乗ると最大積載量ベースでは荷物がほとんど積めない計算になってしまいます。
以前、我が家の使用条件で車重を計ったところ、過積載一歩手前でした。レジストロアウルは必要最低限の装備+軽量車体を採用していてもコレなので、豪華装備で車重が重くなると色々まずいことになるのは想像できますね。
タウンエースベースでは乗車人数によっては持っていく荷物を減らすことを考える必要がありそうです。

デメリット④電装系の余裕が少なく、走行充電が弱い

写真はカムロードのものです。

タウンエースは小型の近距離向けトラックなので、オルタネーターは80Aとキャンピングカー向けとしては貧弱なものとなっています。またメインバッテリーは驚くほど小さく、ナッツ社のエボリューションのようなシステムを組むとバッテリーが即死してしまうのではないかと思うほどです。
鉛バッテリーであればさほど気にならなかったかもしれませんが、リチウムイオンバッテリーを400Ah以上載せるなら、この電装系の弱さは気になります。

オルタネーターが常に仕事をし続ける形になるので、燃費も悪くなるでしょうし、おそらくオルタネーターの寿命も短くなるでしょう。(このクルマに限りませんが)オルタネーターのトラブルは覚悟しておいた方がいいです。

また、新型タウンエースはアイドリングストップが搭載されています。このシステム、キャンピングカーには正直相性が悪いです。ただでさえ酷使されるメインバッテリーをさらに痛めつけるようなことになります。アイドリングストップをキャンセルするか、乗車ごとにスイッチでオフにする必要がありそうです。

デメリット⑤カムロードベースより狭くなる。

タウンエーストラックは小型トラックとしては理想的な重量配分になっています。
しかし、これは運転席部分の張り出しが大きく荷物を積む部分が短くなっているということでもあり、キャビンを架装する時に同じ長さでも車内の広さに差が出てしまいます。

走行安定性に寄与してくれるので、どちらかは諦めなければならないのですが、キャビンが少し狭くなってしまうのはデメリットでしょう。

番外編 タウンエースベースキャブコンの乗り心地はどのくらいのレベル?


まず、大前提としてキャンピングカーの乗り心地は悪いです。ハッキリ言って軽自動車以下です。
我が家のレジストロアウルの場合、オプション込みでアルファードハイブリッドの最上級グレードのエグゼクティブラウンジとほぼ同価格です。カムロードベースなら1000万円クラスになりますね。
これだけ高価なクルマなんだから乗り心地もさぞ良いのだろうと思って買うと非常に痛い目にあいます。ではどれほどなのか?

キャブコンの中で、比較的マシなタウンエースベースでも、乗り心地はうちの母親の愛車アルトラパンに全く及びません。

背高の車体のため、前後左右方向だけでなく斜め方向にも揺れます。揺れ出したら収束するまでに時間がかかります。
普通車に乗り慣れてる方なら気持ち悪くなるかもしれません。
とにかく普通車に無い揺れ方をする乗り物で、走り出してすぐに「このクルマは高速走行に向かないな」と直感でわかると思います。
私の主観ですが、ラパンを100点とするとリア強化サスペンションレジストロアウルは60点台です。ノーマルカムロードのシングルタイヤはこれより下でダブルタイヤはさらに下です。

キャブコンの乗り心地向上をどこまで狙うかですが、正直どれだけお金をかけてもアルトラパンの乗り心地を超えるのは難しそうです。購入してから乗り心地に絶望しないように、ある程度覚悟が必要でしょう。

withしっぽ

2019年 春より 始動  予定 野良猫対策としてはじめたTNR活動 猫の保護活動 でえたノウハウをもっと広めたい、もっと身近なものに!!! しっぽのある 家族とともに よりよい生活を行うために スタート致します!!!

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