充電器の夏に弱い問題を解決する②
いまさらですが、ホイールキャップがぶっ飛んでいってしまったので、新しいものに交換しました。今回のホイールキャップはベンプラのキューティです。今度は長持ちしますように。
さて、前々回の記事で夏はせっかくのリチウムイオンバッテリーシステムのチャージ機構がパワーダウンしてしまうということで、何か対策が出来ないか考えてみたのですが、今回もその続きです。
結論から言いますと、夏場の40Aチャージは諦めました。
その理由を書きます。
レジストロアウルのサブバッテリーシステムは容量400AHで、これをソーラーもしくはCTEKを併用しつつ、メインがオンリースタイル製マルチチャージャーで最高40Aでチャージします。
42Aでチャージしているときは…
消費電力を検証するため、ワットチェッカーを購入しました。
この充電器は最高出力でチャージする場合 、794Wの消費電力になります。
これにエアコンを作動させると…
ほぼ1500Wの消費電力になります。これはかなりの消費電力です。
前回、オートキャンプ場でエアコンを使用しながらチャージした際に、サイトのブレーカーが落ちたのはやはりこの消費電力に問題があるようです。
何か情報がないか調べていたところ、こんな記事を見つけました。
この記事によると、ほとんどのキャンプ場のAC電源の容量は10A=1000Wとのこと
えー!?全然足らへんやん…
サイトのブレーカーが落ちるのは無理ないです。
これはキャンプ場を予約するときに容量を確認するのが一番なのですが、こちらも何かしらの対策が必要です。
オンリースタイルの充電器の中では旧式化しているマルチチャージャーですが、こいつには充電電流を変更できる機能が付いていますので、こいつを利用します。
まずは充電電流20Aでテストしてみます。
充電電流20Aに変更しました。この状態での消費電力は…
370Wです。何やらイケそうな匂いが漂ってきましたよ
この状態でエアコンを起動してみましょう!気になる消費電力は??
わずかに1000Wを切りました‼︎
余裕はありませんが、これならなんとかなりそうです。
その後、状況によって1000Wをやや上回る場面もありましたが、だいたい1000W付近で安定しています。
近年、電源が使えるサイトが増えつつありますが、キャンピングカーに大出力を供給できるところはまだまだ少ないようです。
まだ、レジストロアウルのマルチチャージャーは救いがありますが、オンリースタイルから発売されている新型は…
入門モデルで最大50A、上級モデルで最大80Aで超高速チャージできますが、問題はその消費電力です。
上級モデルは1300W消費
これって通常の電源サイトならブレーカーが即死しそうな気がします。
もちろんこれは充電器のみの消費電力ですから、エアコンを使用すれば2000W近くになるでしょう。
うーん、やっぱりブレーカーが昇天しそうですね。
接続を変更すれば40Aでのチャージが可能ですが、現状の充電インフラの状況ではエアコンを使いながらチャージするのは不可能ですね(爆)
そもそもこれだけのチャージができるのに、わざわざ制限しなければならないのは、ちょっともったいない気もするのですが…
公道をレーシングカーで走るようなものですよね
ほかにリチウムイオンバッテリーを搭載されている方はどうされているのかすごく気になります。
結果的にレジストロアウルの場合は、エアコンを使用する夏のシーズンだけ充電電流を20Aに制限して運用することにしました。
宿泊するサイトのコンセントが1500Wに対応しているなら40Aチャージに変更するという、ちょっとめんどくさい運用ですが、
ブレーカーを上げてしまうと周りに迷惑をかけてしまうので、仕方ないでしょう。
私はどちらかというと新しい物好きでハイスペックなものが大好きなのです。
しかし、最新の大出力のものが最高だとはいえないという結果に少なからずショックを受けました。
キャンピングカーに関しては充電インフラがまだまだ未熟だということもあり、消費電力が増える夏は我慢が必要なようです。
いつか、夏に消費電力を気にしなくてもよくなったら常に40Aのチャージを解放したいと思います。
それにしても、80Aのチャージをキャンプ場で
できるまでにはまだまだかかりそうですね…
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