レンタルキャンピングカーで事故るとなぜ高くつくのか?

先日キャンピングカーが横転して運転されていた方が亡くなるという事故が発生しました。
キャンピングカーを運転する身として、決して他人事ではなく、事故を防ぐためにどのようなことができるかしっかりと考えていきたいと思います。

さて、近年キャンピングカーの人気が高まり、キャンピングカーのレンタカーも少しづつ増えてきています。

購入する前に試してみたい、そんなにのらないからレンタルでいいやなど、いろいろな動機でレンタルキャンピングカーを利用される方が多いのではないかと考えています。

ところが、いざレンタカーを借りようとして、書類に目を通すと、事故を起こしたら50万円近いお金を取られると書いてあってビックリするのではないでしょうか?

大体の内訳は車両、対物の免責分合計20万円+ノンオペレーションチャージ15〜35万円程度お店によっては別途休車保証を何日か分請求される所もあります。
なんでこんなに請求されるの?高すぎるんじゃないの?と感じる方も多いのではないかと思います。

今回はなぜレンタルキャンピングカーで事故を起こすと高くつくのかお話ししたいと思います。


高くつく理由① 代替の車両を用意するのに膨大な時間がかかる。

キャンピングカーは普通乗用車と違い、発注してから納車されるまで非常に長い時間がかかるのです。
うちのレジストロアウルは新車で注文しても1年以上かかります。
大手のお店でもキャンピングカーを何十台と持っているお店は少ないですから、代わりの車両が来るまでその車両が稼ぐはずだった利益は0になります。
また、その車両を利用するために予約を入れていた人にキャンセルしてもらわなければならず、手間がかかってしまうのです。

高くつく理由② 業務用の保険が高い

当たり前ですが、業務用の保険は事故率が高いので一般用の保険と比べても高価です。そして、一般用と同じく等級制度があり、保険を使用すると、3等級下がってしまいます。これを繰り返すととんでもない保険料になってしまうのです。
ノンオペレーションチャージは主に保険の上昇分に充てられることが多いのですが、等級が下がっている状態でさらに事故で保険を使用すると上昇分がカバーできなくなり赤字になります。

高くつく理由③ 単純な修理でも長期間かかり、その間貸し出しできない

写真は去年の6月私が運転中に側方から衝突されてできた損傷です。
この傷の修理にどれだけの期間がかかったでしょうか?

答えは6か月です。

なぜそんなに長期間かかったのか?それは車両の外板のアルミサイディングの用意に時間がかかったためです。
普通のクルマなら1週間か2週間で修理できるような傷でもキャンピングカーは長期間かかることが多いのです。

FRPの車体ならそこまで長期間の修理にならないかもしれませんが、特殊な外板を採用している車種は時間がかかる可能性があります。
また、今回は外板の損傷だったので、フレームや断熱材、内部の配線に影響はありませんでしたが、これらに損傷があった場合はさらなる長期間の修理になる可能性があります。

当然、特殊な車両ですので修理費用は高額になります。
正直、レンタカー屋さんとしてはノンオペレーションチャージをいただいても赤字になることがとても多いのです。

もちろん払わないで済むのならそれが一番いいに決まっています。
それはやはり、「安全運転で旅を楽しむ」につきると思います。

キャンピングカーを普通車感覚で運転すると事故にあう可能性が劇的に上がります。
キャンピングカーの運転方法についての動画がありましたので載せておきます。
事故を起こしてしまうと誰も得をしません
楽しい思い出を作るはずだったのに、台無しになってしまうだけでなく、高額な支払いが来るなどダブルパンチです。
レンタルキャンピングカーを利用されるときは、運転について十分な予習をしておくと安心でしょう。

とにもかくにも「高さに注意・速度は80キロ以下・急のつく動作をしない」

をしっかり守って楽しくドライブを楽しんでくださいね。



withしっぽ

2019年 春より 始動  予定 野良猫対策としてはじめたTNR活動 猫の保護活動 でえたノウハウをもっと広めたい、もっと身近なものに!!! しっぽのある 家族とともに よりよい生活を行うために スタート致します!!!

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