キャンピングカーの消毒作業のご紹介
今年の夏はアウル君をあちこちに連れて行っていただきまして本当にありがとうございました。
現在もまだ新型コロナウイルスの流行が続いていますので、ご利用いただいた車を消毒して安心して次の方に使っていただけるようにしています。
今回はその作業をご紹介します。
当店で主に使用しているものは、
アルコールスプレー・オゾン発生器・中性洗剤・ハイターです。
車両が貸し出しから帰ってきました。
まず、行うのは換気です。
車内の空気をマックスファンなどを利用して外に排出します。
換気をすることによって、万が一車内にウイルスがあったとしても外部に放出することができます。
車内の換気が完了したらオゾン発生器を設置して作動させます。
オゾンは強い殺菌・消臭効果もありますのでキャンピングカーのような居住空間がある車両に使い勝手が良いのです。
ただし、オゾンには強い酸化作用があり、金属を錆させてしまいます。それを避けるために、電装庫内にオゾンが入らないように工夫して作動させています。
流石に電装系が全滅したら洒落になりませんので(笑)
オゾン発生器を使用した後は、車内のアルコール消毒です。
この時に注意点が2つ
1つ目はアルコールは発火性が非常に高く、密閉した車内でアルコールの蒸気が充満してスパークが発生すると、爆発が発生します。
そのため、換気をしっかりと行いましょう
換気をしていたとしても、車内でアルコールスプレーを噴射しまくるのは危険ですのでやめましょう。ダスターなどに染み込ませて拭き上げるのが良いです。
また、熱くなった車内にアルコールスプレーを放置するのも爆発の危険がありますので、気をつけてくださいね。
2つ目の注意点はアルコールで拭いてはいけない物があるということです。
キャンピングカーの設備であればシートが代表的でしょう。あとはアクリル窓
当店のレジストロアウルはビニールレザーを使用しており、掃除のしやすさは抜群なのですが、
アルコールを使用するとシートが変質したり、シミになったりする可能性があります。
また、一般的なキャンピングカーに使われているアクリル窓はアルコールで拭くと変質していまいますので、アルコールを使わないようにしてくださいね。
アルコール消毒が有効なものはガラスや電子レンジ、冷蔵庫などです。
こういったものに付着している油汚れなどは、気持ちいいくらい綺麗に取れます。
特に手が触れるところを中心にふきあげていきます。
あっ!テレビやカーナビの画面は拭いちゃダメですよ。専用のクリーナーを使います。
次はシートを薄めた中性洗剤で拭き、天日干しします。
その後、車内の床面を掃除機で掃除し、最後に薄めた中性洗剤を染み込ませたダスターで水拭きします。
最後に水道のポリタンクをハイターで消毒して、しっかりと洗い流し、再セットし一連の作業は終わりです。
正直いって大変な作業ではあるのですが、皆さまに安心してご利用いただけるように頑張って掃除していきたいと思います。
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