新型カムロードの詳細が発表されました。
今回はタイトルの通りの内容なのですが、キャブコンのベストセラーベース車のカムロードがモデルチェンジしました。(マイナーチェンジに近いのかな?)
以前カムロードのモデルチェンジのうわさという記事をあげたのですが、今回色々な情報が上がってきているので、個人的に少し整理してみました。
写真はバンテックHPからお借りしました。
今回のモデルチェンジで今までのカムロードから変更になったのは
①ガソリン、ディーゼル共にダブルタイヤになり、対荷重性能が向上した。
ディーゼル車は2WD、4WD共に前後同サイズのワイドトレッドダブルタイヤ
ガソリン車は2WDのみの設定で後輪はノーマルトレッドで小径ダブルタイヤ
となりました。
Wタイヤのハブボルトはシングルタイヤのハブボルトと比べても2回りくらい太いボルトになっており、折れにくくなっているのは間違いないでしょう。
②全車6ATとなり、燃費向上及びエンジンブレーキの能力向上で、長く続く下り坂においてブレーキの負担軽減に貢献
③自動ブレーキやクリアランスソナー、オートライト、LEDヘッドライト等の安全装置の充実。
④ディーゼル車は燃料タンクが60リットルに減少し、アドブルータンクが設置された。ガソリン車は80リットルのまま
⑤ダブルタイヤ化に伴いサスペンションセッティングの変更 重たいシェルに対応するために板バネが強化され、乗り心地が硬くなり、車体の横揺れが少なくなった。
⑥ハイエースと同じ2800ccのディーゼルエンジンの搭載
キャンピングカーのベース車としての安全性が高くなり、魅力がアップしたのは間違いないですね。特に6AT化はキャブコンユーザーが待ち望んでいたものではないかと思います。長い下り坂をフットブレーキ多用で下るのはちょっと心配になりますからね。
価格が多少高くなるのは仕方ないのですが、個人的に心配な点があります。今までのベース車の重量でしたらギリギリ大丈夫だったものが、新型ではダメなケースが出てきます。
私が勝手に命名した3tの壁と3.5tの壁です。
まず3tの壁
車両重量が3tを超えるとJAFでは対応してもらえません。
なにかとトラブルがつきもののキャンピングカー、困った時に無料で素早く駆けつけてくれるJAFが使えないのはもしもの時に困ります。
任意保険のロードサービスでは有料になったり、対応してもらえないケースもありますので、心配であれば任意保険のロードサービス内容を確認するか、車両重量3t未満のクルマを選ぶ必要があります。
最後に3.5tの壁です。
これは2017年から始まった免許制度によるもので、2017年3月12日以降に普通免許を取得した人は、車両重量3.5tを超える車両を運転できません。
準中型免許以上が必要になります。
豪華装備のキャブコンは車両重量が重いため、4WDディーゼルの組み合わせで3.5tを超えてしまう場合があります。
そうなると、新しい普通免許では運転できなくなってしまうので、これも注意が必要です。
個人の方はそこまで重要ではないかもしれませんが、レンタル業者にとってはこの制限は痛いです。
最後にもう一点心配なのが2WDの雪道走破性能です。
2WDもダブルタイヤになったのですが、タイヤ一本あたりにかかる重量が少なくなるため、トラクションがキチンとかかるのか心配になります。
一般的にスタッドレスタイヤは細い方が効きが良いといわれる理由として、地面に付いている面積が小さくなる分、タイヤに荷重がしっかりかかるためと説明されています。
では、接地面積が大きくなるダブルタイヤはどうでしょうか?シングルタイヤと比べて荷重がかかる面積が広くなりますから、荷重が分散してトラクションがかかりにくくなるようなので、6輪スタッドレスを装着したとしても、シングルタイヤの2WDと比べても慎重な運転操作が求められるでしょう。
雪道を走る予定があるなら新型カムロードの場合は4WDを選択するのが後悔がなくて良いかもしれませんね。
心配な点もありますが、これから新型ベースのキャブコンがたくさん出てくると思われますので、キャブコンユーザーとしてはどんなアイディアが出てくるのか楽しみにしています。
個人的にはノーマルトレッドでダブルタイヤのカムロードがいいなと思うのですが、需要はないんでしょうかね〜
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